初めて外壁塗装。我が家の場合は、どれだけの費用になるかなんて想像もつきませんよね。
百聞は一見に如かずと、とりあえず見積りをとってみたら「想像以上の金額で驚いた」なんてよく聞く話です。
そこで多くの方が考える値引き交渉。
しかし、外壁塗装で値引き交渉をする際は、少々注意しなければいけません。
外壁塗装費用の内訳は80%が必要経費
外壁塗装の値引き交渉をするにあたって、まず理解しなければいけないことは外壁塗装費用の内訳です。

私が以前に働いていた、リフォーム工務店の外壁塗装費用を例に詳しくご説明します
外壁塗装費用の内訳は、材料費が30%、人件費が30%、足場費用が10%、営業経費が10%となっています。
材料費 | 塗料、ローラー、刷毛、養生、コーキング材、補修材など |
---|---|
人件費 | 職人、営業担当、事務職 |
足場費用 | レンタル、運搬車両、修理、メンテナンスなど |
営業経費 | 事務所賃料、光熱費、電話代、広告宣伝費、事務消耗品、交通費など |
以上、合計80%は絶対に削減できない必要費用です。
つまり、残り20%の会社利益が値引き対象ということになります。
10%以上の値引き交渉は正直難しい
会社利益が20%ということは、見積もり金額20%以上の値引きは儲けがゼロということ。
また、会社としては最低でも10%の利益が出ないと経営が成り立ちません。
つまり、値引きの上限は10%以内が限度ということになります。
ですので、見積もり金額の10%以上値引き交渉した場合、大半の業者は苦い顔をするでしょう。
ただ、何かしら必要経費を削って10%以上の値引きを快諾する業者も存在します。

塗装業者の値引きの裏事情を暴露します
10%以上の値引きで削られる材料費
人件費、足場費用、営業経費は一定の固定費のため絶対に削れません。かといって会社利益は確保したい。
そうなれば削る部分はただひとつ。材料費です。
値引きする代わりに安い塗料を使用する
10%以上の値引きで良く行われるのが、塗料の品質(グレード)を落として安い塗料を使うというもの。
メーカーによりますが、おおそよ5~6%ほど材料費を安く抑えることができます。
ただし、塗料のグレードを落とすと耐久年数も落ちます。長期的に考えると塗替え回数も増えてしまうため、かえって損になる場合も。
塗り回数を減らして塗料の使用量を減らす
もう一つは、通常3度塗り(下塗り・中塗り・上塗り)のところ、中塗りを省くといった方法もあります。
塗り回数が減れば、使用する塗料量も少なくなるため、大幅な材料費の削減につながります。
ただ、3度塗りに比べて2度塗りは塗膜が薄くなるため、こちらも外壁の耐久性は大幅に落ちることが明確。
外壁塗装は「安かろう悪かろう」が顕著に現れます。材料費を削れば、相対的にクオリティは下がってしまうのです。

10%以上の値引き交渉は施工内容を要確認です
悪質業者ほど値引き率が高い
もう一点、注意すべきが「お見積もり金額から30%OFF」や「本日契約で半額」といったありえない大幅値引きをうたう業者。
素人目でもお得と感じてしまいますよね。こういった手法は、外壁塗装の訪問販売に多い営業方法です。
繰り返しになりますが、外壁塗装の費用は約80%が絶対に割引できない必要経費です。
それなのに、大幅な値引きをアピールしている業者は、広告通りの値引き率にするため、もともと割り増し料金で調整している場合がほとんど。
聞く話によれば、塗料をシンナーや水で薄めて使っている業者もいるそうな。
まさに悪質業者です。
繰り返しになりますが、外壁塗装は「安かろう悪かろう」が顕著に現れます。
適正料金、適正値引率からかけ離れた見積りは真っ先に疑いましょう。

訪問販売員がよく使う「上司に確認します」も電話してるフリなので騙されないように!
値引き交渉を切り出すタイミングとは?
外壁塗装の値引き交渉で最も重要なポイント。それは値引き交渉を切り出すタイミングです。
初回見積り段階での値引き交渉は、業者としても良い気はしないでしょう。なんせ、安くする根拠がどこにも何もないのですからね。
しかし、2社以上の相見積もりの真っ最中であれば、検討の余地は十分にあります。競合他社には意地でも負けたくないはずです。
ですので、外壁塗装を行う際は必ず2社以上から見積もりをとって、金額の安い業者を基準に値引き交渉を行いましょう。

業者同士を競わせて限界値引きに挑戦してみよう
相見積もりでの値引き交渉を成功させるコツ
初めての方でも大丈夫!次の3つのコツにさえ掴めば、相見積もりでの値引き交渉は必ず成功します!
見積もり内容を変更しないこと
まずは、絶対に見積もり内容を変更しないこと!
安くする代わりにと、金額に見合う施工内容に変えられてしまう場合もあるでしょう。それでは「安かろう悪かろう」になってしまうので本末転倒。
必ず、塗料のグレード、塗り回数、工事期間などが確約した見積りをもとに値引き交渉を行いましょう。
紳士な対応を心がけること
次に、紳士な対応を心がけること!
客の立場だからって「値引きして当たり前」な態度はかえって逆効果。クレーマーだと思われて断られる場合もあります。
契約が成立するまでは、お客も業者も対等な立場だと思って接してください。
強引な値引き交渉はしないこと
最後は、強引な値引き交渉は絶対にしてはいけません!
例えば「A社が100万円だから、80万円にしてください」だと20%の値引き率となり、これは厳しすぎます。
上記でもご説明しましたが、外壁塗装の値引き率は10%が限度。見積り額が100万円であれば10万円の値引きを目標にしましょう。
みんなやってる外壁塗装の値引き交渉
ただ単に、外壁塗装の費用を安くしたいだけの、無理やりな値引き交渉はリスクを伴います。
かと言って、値引き交渉しないのは実にもったいない!1万円安くなるだけで高級寿司を食べに行けますからね!
塗装業者も、できれば値引きしたくありませんが、値引き交渉されることは想定済みです。遠慮せずにチャレンジしてみましょう!
どうしても心配な方は、外壁塗装の相場を参考に交渉する方法もおすすめです!

相場を出されたらそれより安くする他ありませんからね!ぜひお試しください!
まずは無料で見積もってもらおう
いつかはやらなきゃいけない外壁塗装。でも、決して安くない工事です。大体いくらかかるのか?相場いくらなのか?そこで足踏みしている方も多いはず。
当たり前ですが、家は一軒一軒、形も大きさも異なります。窓の位置も違えば、壁面積の大きさも違うし、足場だってどう組むかによって費用が異なります。だから相場ってあまり意味ないんですよね!
なので、もし本気で外壁塗装をお考えであれば、一度見積もってもらった方が確実です!
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リフォーム工事のなかでも、外壁塗装は費用が不明確な工事。依頼する業者によっては50万円以上の差が出ることもあります。
ですので、外壁塗装工事を行う際は、必ず複数業者から見積もりを取って比較することが大切!そうするれば、外壁塗装で損することは絶対にありません!
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